福島・京都・神戸「八重の桜」ゆかりの地完全ガイド

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春の訪れを告げる会津五桜

大河ドラマ「八重の桜」でも、美しく景観を彩る会津の桜。そんな会津の桜にスポットを当ててみました。

八重の桜に見る会津の桜紀行

桜の名木が多いことでも有名な福島県。会津地方は、内陸部にあり比較的標高が高いため、他の地域よりも桜の開花は遅めです。例年、4月中旬から5月上旬頃が見頃となります。

会津の桜は地域の標高に合わせて開花時期が変わるため、標高を変えて移動をすれば、必ず見頃の桜に出会えるという特徴があります。ここでは、会津の春を彩る「会津五桜」について解説しましょう。

会津五桜

八重の桜ゆかりの地会津地方には、会津五桜と呼ばれる由緒ある桜の古木があります。1809年(文化6)刊の「新編会津風土記」にも名木として記されており、いずれも素晴らしい花を咲かせることで有名です。

ちなみに、会津若松市を中心とした場合は、養蚕国神社の峰張桜・飯盛山の太夫桜を加えることもあるとのことです。

●薄墨桜(うすずみざくら):伊佐須美神社境内にある桜。白く薄墨を含んだ花色で、一枝に八重と一重が混じる珍しい桜となっています。開花時期は4月中旬~下旬、普通の桜よりも遅く咲くのが特徴です。

●虎の尾桜(とらのおざくら):法用寺境内にある桜。花の中から花弁が付き出した珍しい八重で、色は淡紅色。4月下旬~5月上旬が見頃となる、とても美しい珍花です。

●石部桜(いしべざくら):飯盛山の北側にある田園地帯に咲く桜。樹齢600年と推定される、県内でも屈指の古木です。満開時の景観は素晴らしく、見頃は4月中旬~下旬。

●杉の糸桜(すぎのいとざくら):薬王寺境内にある桜。枝垂桜であるエドヒガンザクラの一種で、やや白色の花が特徴的。4月中旬~下旬に見頃を迎えます。

●大鹿桜(おおしかざくら):磐椅神社境内にある桜。別名を「翁桜」とも言います。花色が白色から、だんだんと鹿の毛の彩りに変化することから名づけられました。

鶴ヶ城の桜

八重の桜ゆかりの地・鶴ヶ城会津の桜の名所として有名な鶴ヶ城。鶴ヶ城を囲むようにソメイヨシノ・エドヒガン・タカトウコヒガン・サトザクラ・シダレザクラ・ヤマザクラなど、約1000本もの桜が咲き誇ります。

花見のシーズンには夜間のライトアップも行われ、堀の水面に映る桜や、夜桜に浮かぶ天守閣を楽しむことが可能。桜の開花時期は夜間に天守閣へのぼることもできるため、上から桜を見下ろすという楽しみ方もできます。

城内にある桜は1908年(明治41)、陸軍歩兵第65連隊によって記念に植樹されたのが始まりと言われており、それまで城内の木はケヤキ・スギ・、マツのみだったそうです。本丸の周辺は桜に囲まれた憩いの場所となり、多くの観光客でにぎわいます。

夜間のライトアップは4月上旬から5月上旬まで、桜祭りも4月の下旬に開催。八重や覚馬、白虎隊士たちも見たであろう桜の季節の会津を、ぜひ楽しんでみてください。

 
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